今回は静岡県森町にある太田川ダムと、そのダム湖であるかわせみ湖を散策しながら一周してきました。
太田川ダムはドライブやツーリングの人気スポットで、週末になると多くの車やバイクで賑わいます。
そんな太田川ダムとかわせみ湖の見所を紹介します。
太田川ダム
こちらのダムは、静岡県森町亀久保というところにあり、太田川水系の吉川を堰き止めて建造されたダムになります。(GoogleMapには吉川となっていますが、サイトによっては太田川となっている為どちらが正解かはわかりませんが、今回は吉川とさせていただきました)
県道399号線を、ひたすら山の奥地に向かって走り続けるとたどり着く事ができますが、ダムへの入口は片吹トンネルを抜けたすぐの所にあるので、注意が必要です。ただ、まちがって通り越してもその先には、何ヶ所もUターンできる場所があるので安心です。
営業時間は10時〜16時になり、それ以外の時間帯は門が閉まっているため入場できませんが、湖畔には駐車場が数ヶ所あり、こちらは時間制限がないのでいつでも利用可能です。
門を抜けると広い駐車場があり、完全にダム見学を前提としています。そしてそこには管理事務所もあり、ダムに関する資料を見学することができ、ダムカードもこちらでもらえます。
そして駐車場からは、203段の階段があり大展望台に登ることができますが、このダムの一番の見所と言っても過言ではありません。
展望台からはダムとダム湖が一望できるのはもちろんのこと、晴れた日には、浜松駅前に建っているアクトシティ浜松も確認することができます。
ダム自体も大変大きく、まさに圧巻ですので是非とも体感してほしいものです。
かわせみ湖散策路
太田川ダムを造ったことによりできたダム湖は、かわせみ湖という名称で、湖を見渡せる県道沿いには数ヶ所の施設があり、そちらも合わせて紹介していきましょう。
かわせみ湖には散策路の案内看板があり、湖をほぼ一周できるので、今回は管理事務所の駐車場から散策していきます。
ダムを渡り始めて最初に目を奪われるのは、やはりかわせみ湖の展望でしょう。晴れた風のない日に訪れると、御覧のような景色が見られます。
また、ダムを渡った反対側には湖面展望広場があり、こちらからも景色を楽しむことができます。
ただ、ここで注意をしなければならないことがあります。
山の中ではよくあることなのですが、雨の当たらない場所には蜂の巣ができていることがあります。
この日も、巣の形状からコガタスズメバチだと思われますが、せっせと巣作りに励んでいました。屋根のある休憩所を利用する際は、十分に気を付けてください。
ダムを渡り終えた次は、650m先にある杉沢橋を目指します。
ちなみに展望広場から少し歩くと門があり、10時から16時の間以外はこちらの門も閉じられていて、ダムに入ることはできません。
矢印看板に書いてあったように10分ほど歩くと、次の目的地である杉沢橋が見えてきます。
一応橋の上は車で走行することは可能ですが、ダムに向かう方向も反対側に向かう方向も車両通行止めなので、100%ダムメンテナンス用道路です。
杉沢橋の次に目指すのは、ここから700m先にある昇竜橋になります。
ダムから杉沢橋に向かう道中は割と開けていて湖もよく見えていましたが、杉沢橋から昇竜橋に行く道中は一変した景色になり、道路に覆いかぶさってくる草木も多く、山の中を歩いているという実感がわいてきます。
そして、こちらも程なくして車両通行止めも柵が現れ、昇竜橋に到着します。ただしこちらの昇竜橋は、先ほどの杉沢橋と違いUターンする場所が狭いので、そもそも車で渡らないほうが無難です。
ここからは、また湖の方へ戻る感じになります。
昇竜橋を渡った先には、さらに奥に向かう道があり行き止まりとなっていますが、「杉沢の大滝」に行くことができます。(杉沢の大滝につきましては、別の機会に記述します)
昇竜橋を後にして杉沢橋を通り過ぎ、ようやく太田川ダムが見える所までやってきましたが、次に目指すのは、彩り岬公園になります。
彩り岬公園入口にも数台分の駐車場があり、こちらは県道399号線から看板に従い来ることができます。
彩り岬公園は展望台があるのみで、そこからは太田川ダムと、これから行くかわせみ橋を一望することができます。
また、かわせみ橋近くにも駐車場があるため、少し歩きますがここから橋を渡って彩り岬公園に来ることもできます。
かわせみ橋を渡り県道399号線までくると、あと700mで太田川ダムに戻り、かわせみ湖畔散策コースは終了となります。
野鳥観察エリア・片吹の郷
次に、野鳥観察エリアと片吹の郷を紹介します。
両エリアとも県道399号線沿いにあり、かわせみ橋よりもさらに北上すると立ち寄ることができます。
野鳥観察エリアの駐車場脇には観察台があり、鳥からの警戒を和らげるような造りになっています。ただこちらの観察台はメインではないと思われ、ここから歩いて行ける小さな丘にも観察小屋があり、こちらが本命だと私は考えます。
こちらの方が木々に囲まれた感じがして、しかも観察窓も小さめなので観察向きだと思います。
続いて片吹の郷を紹介します。
当然こちらにも専用駐車場が完備されていて、こちらのエリアには神様たちが祭られています。実際には神様はまだまだいらっしゃいますので、現地で確認がてらお参りしてほしいです。
またここからは、山の神様が元いらっしゃった場所や、水辺で遊ぶことができる湖畔広場に行くことも可能です。
林道片吹東線
かわせみ湖畔を散策しているときに、もう1ヶ所気になった場所があったので紹介します。
かわせみ橋の脇に、「この先行き止まり」の看板をみつけました。
その名も林道片吹東線です。
距離は1.1km、探検するにはちょうどいい長さです。先に進まない理由がみつかりません。
入口には散策道と書いてありますが、しばらくは残念ながら特に見どころはありません。
そして、「みずのくち橋」という橋を渡ると車両通行止めにはなりますが、そこから水辺に行くことができます。
そしてまたもや発見してしまいました。
橋の下に蜂の巣です。
蜂の出入りはないので空き家のようですが、この大きさは恐怖です。
再び林道に戻り「ぬいど橋」を渡ると、もはや散策路どころか整備されていない道に変わります。
そし本当に道が終わってしまいました。この先山道みたいなものがあるか探しましたが、Uターンするだけの広場のみで何もありません。
せめて展望台があればよかったと思う今日この頃です。
まとめ
今回は太田川ダムとその周辺施設を紹介しましたが、結論から言うと、歩きは大変ということです。というか、歩くなら県道399号線沿いのみで充分だということです。
それでも、やはり見所は多い太田川ダムなので、素晴らしい景色を求めて行ってみるのはいかがでしょう?
でわ、おやすみなさい・・・