大尾山頂上は倒木被害が凄かった⁉・・・静岡県掛川市・顕光寺 | どうなのブログ

大尾山頂上は倒木被害が凄かった⁉・・・静岡県掛川市・顕光寺

史跡・神社仏閣

今回は、静岡県掛川市にある大尾山顕光寺に行ってきました。

大尾山顕光寺の所在地は静岡県掛川市居尻にあり、真言宗醍醐派のお寺になります。と簡単に紹介しましたが、実際に参拝しようとすると、100%ナビは必須になります。

バスで参拝する場合は、「ならここの湯」や「ならここの里・キャンプ場」が近くにある居尻のバス停から登山道を使って参拝することになります。

そして乗用車で参拝する場合は、県道39号線か県道269号線を利用しますが、どちらを利用するにしても目立った案内看板は皆無だからです。

今回紹介するルートは県道269号線からになりますが、こちらのルートは案内看板は一切ありません。

唯一途中の西之谷地区にある看板はこんな感じで、はっきり言って見づらいです。

では、なぜこのルートを紹介するかというと、こちらからお寺に向かうと、途中で「大尾山・参道」と書かれた看板が現れるからです。なので、おそらくこちらが正面なのではないかという考えからです。

ただ、県道269号線から「大尾山・参道」の看板までのルートは割愛させていただくので、なんとか頑張って看板まで到着するのを願うばかりです。

で、こちらが参道の入口と、参拝者用の駐車場になります。

実際に看板から駐車場まで走った動画がありますので、ご覧ください。

見ていただくとわかる通り、ずっと広くない坂道を登り続け、途中には崩れ落ちた石が散らばっている状態なので、運転には十分に気をつけてください。

駐車場自体は割と広く、10台位は停められる感じです。そして、カモシカにも遭遇することができるかもしれません。ちなみに、登山道を利用した場合はこちらの駐車場に出てくるみたいです。

こちらが駐車場から本堂までの参道になりますが、ここもまた坂道が続き結構長いので、できることならば晴れた日を選んで参拝するのがいいでしょう。

こちらが本堂になり、この日は晴れていたせいか座布団が干してありました。ただこちらのお寺は、平日などは誰もいらっしゃらない模様です。

次はいよいよ大尾山の頂上を目指します。

頂上へは顕光寺の門を通らず、そのまま坂道を登っていきます。

途中には「みはらし峠」と書かれた場所がありますが、まだ坂を上っている最中だし、展望も開けているといった感じではない所もあったりします。

細い山道を登っていくと、やがて灯篭と石段が現れます。

石段を登ってみると、なんとお堂が建っているではありませんか!

今回の目的は、GoogleMapを見ていたら山の中にお寺を発見したから見に行ってこようと考えただけで、来てみたら奥に進む坂道を見つけたから、さらに登ってきただけで、まさかお堂があるなんて思ってもみませんでした。

しかもよく見てみると、「遠江観音霊場第十三番札所」と書いてあるではありませんか。

確かに周りの静けさも相まって、何かしらの神聖さが感じられます。

また、この大尾山には、県指定の天然記念物である立派な「鳥居スギ」もあったりします。

さらには、緑に映える赤色に塗られたお堂もあったりします。

ひと通り参拝が済みましたら、最後はこの赤色のお堂の裏に行ってみましょう。

三角点は見つけることはできませんでしたが、大尾山の山頂を現す看板が設置されています。

そうです、あまり実感はわきませんが、大尾山制覇です!

みなさんも、札所に参拝しに来たついでに大尾山の登頂もしてみてはいかがでしょうか?

と、いつもならここで終了しますが、今回はこれで終わりではありません。

ある時、大尾山顕光寺の境内には「カイドウ」の花が綺麗に咲き誇る、という紹介を見つけてしまいました。

なので、春を待って再び訪れてみました。

春先の4月から5月頃にかけて見頃を迎えるらしいので、4月の上旬に訪れましたが若干早かったようで、咲き誇っているという感じではありませんでした。

せっかくここまで来たのだからと思い、山の奥にあるお堂にも行ってみることにしました。

再び山道を進み、みはらし峠を過ぎて石段を登ってみると、そこには前回来た時とは違う風景が広がっていました。

あんなにも立派だった杉の木が、すっぱりと根元から切られて無くなっています。

さらにさらによく見ると、釣鐘堂は大丈夫なようですがお堂の屋根がすごいことになっていました!

隣りのお堂に続く石段と手すりも、潰れてひしゃげてしまっています。

おそらくですが前回訪れた後に、静岡県内に甚大な被害をもたらした台風があったので、その影響で倒木してしまい、その倒れた先にお堂があったのではないかと考えられます。

元々この「鳥居スギ」は、落雷のあった影響で中が空洞になっていたので、暴風に耐えられなかったのでしょう。(確かなことは調べていないので、間違っていたらごめんなさい!)

なんにせよ、お堂が大変なことになっているには変わりがないので、お賽銭箱にはお堂の修理代込みで、いつもよりも多めに入れておきました。1日も早く修理されてほしいものです。

以上で、大尾山顕光寺の紹介を終わります。

ちなみに、こちらの顕光寺の近くにはちょっとした広場があり、東屋が建っていて桜も鑑賞したりできます。

ただし道がありませんので、見たい場合は自己責任でくれぐれも気をつけてください。(私は山の斜面を足を滑らせながら登りました)

ということで、結構な山の奥のお寺になりますが、皆さんもぜひカイドウの花を見に顕光寺に訪れてみてはいかがでしょうか?

そして、わずかな小銭を握りしめて大尾山頂上にあるお堂を訪ねてみませんか?

でわ、おやすみなさい・・・

大尾山 - 観光サイト
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