今回は、静岡県吉田町にある小山城に行ってきました。
小山城は能満寺山公園内にある城で、天守閣からは吉田町を見渡すことができます。
そんな小山城の見所を紹介します。
所在地は静岡県吉田町片岡という場所にあります。
小山城に行くには国道150号線から行くのがわかりやすく、牧之原市方面から行く場合も焼津市方面から行く場合も、小さいながらも案内看板が設置されています。
駐車場も意外と広く、舗装整備されています。
案内図を見てみると、どうやら能満寺というお寺がありその周りが公園整備されていて、その公園内に小山城があるようです。
なので、必然的に小山城を見る前に能満寺を参拝することになります。
駐車場からはすぐに山門があり、山門をくぐるとすぐ脇にはつり鐘堂があります。
今まで色々なお寺を参拝してきましたが、このような木に囲まれているお堂は、正直見たことがありません。なんというか、まるでジャングルの中に建っているようです。
さらに書き加えると、境内自体木々で一杯です。もう一度言いますが、今まで色々なお寺を参拝してきましたが、このように木々が多い境内は見たことがありません。
しかも境内の中で目を引くものがあり、「ソテツ」という南国チックな木です。しかも天然記念物扱いで、平安時代から受け継がれているみたいです。
また能満寺自体は立ち入ることが出来なさそうで、こちらもまた南国チックな木々に遮られています。
小山城に行くためには、階段を登り虚空蔵堂の脇を通って行くことになりますが、二通りの上り坂があります。一つは、虚空蔵堂に最短で行く急な石段でそれなりの角度があり、結構きついです。そしてもう一つは、「女坂」と呼ばれる少し遠回りをする緩やかな上り坂になります。
「女坂」と案内看板には書いてありますが、なぜ「女坂」と呼ばれているのかどこにも書いてありません。しかも、「女坂」はあるのに「男坂」はどこにもありません。もしかしたら調べていくとわかるのかもしれませんが、現地には説明がないのは確かです。
それはさておき、虚空蔵堂を抜けるといよいよ小山城がお目見えです。
小さいながらもお城です。
早速、小山城を攻略しましょう。
入口はこんな感じで、いかにもお城感がでています。
しかし、中に入って私くるももは驚いてしまいました。
なんと、超近代的コンクリート造りだったのです。
そういえば、どこにも復元という文字はなかったし、石段前の矢印看板には「展望台」と書いてありました。
そうです、この建物はお城の形をした展望台だったのです!
しかも、実際は天守閣は存在していなかった説が有力なようで、犬山城をモデルとした完全オリジナルなお城みたいです。
なのでただの展望台ではなく、鎧などの展示物があり資料館も兼ねた造りになっているようです。
それなりに見所がある展示物です。
資料展示室を過ぎ、最上階まで行くとお城の周りを見渡すことができます。
お城からの展望はこんな感じです。
小山城は山の上に建っているお城とは違い、平山城といわれるどちらかというと低い位置に建てられていたお城なので、はるか遠くまで見下ろすという感じではないです。
ちなみに展望台からは駐車場も見ることが出来ます。
続いて、公園内にあるものにも目を向けてみましょう。
残念ながら、ほとんど当時のものは残っていません。
しかも、お城だけではなく、このお堀も復元ものです。さらに勘助井戸も実際はどのあたりが井戸なのかわかりませんでした。また大手門も、当時からあるものなのか復元されたものかも、現地ではさっぱりです。
以上で小山城の紹介を終わりますが、皆さんもお城を見学するというよりも、展望台に上ってみたいという感覚で遊びに来てみてはいかがでしょうか?
私くるももは数々の展望台を登ってきたので、実は満足する結果となりました。
でわ、おやすみなさい・・・