今回は、静岡県掛川市南西部に位置する「横須賀城」に行ってきました。
このお城は戦国時代に、武田家が所有していた高天神城を牽制するために、徳川家康が築城させたものです。
そんな横須賀城の楽しみ方を紹介します。
横須賀城の所在地は静岡県掛川市西大渕にあり、県道41号線から少し脇に入った所にあります。
ただ、天守があるわけでもなく山城でもないため、実は結構わかりづらいです。割と近くにある高天神城の場合は大きな案内看板が設置されているのに対し、横須賀城の場合は大きな看板が無く、そもそも案内看板が少ないからです。
唯一の看板が道路の青看板の後ろに、灰色地に白文字という全然目立たない配色で、しかも県道41号線を袋井市方面から行く場合は、案内看板は見つけることができません。なので土地勘が無く初めて訪れる場合は、カーナビが必須になります。
次に駐車場ですが、普段は小さな駐車スペースしかありませんが、連休などの場合は臨時駐車場が開設されるので、特別に困ることはなさそうです。
駐車場脇には横須賀城の復元説明看板があり、これを見る限りは大変大きなお城だったみたいですが、今現在は本丸近辺のみで、周囲の施設は看板が建っているのみになっています。
駐車場から西の丸・本丸へは隣接する階段を上がれば着きますので、迷うことはありません。
ちなみに、階段と逆方向には二の丸跡がありますが、今現在はゲートボール場になっていて看板のみが設置されています。
階段を上がった先にある西の丸はこんな感じになります。
当然といえば当然ですが、今は何もなく何かの施設跡もありません。そして垣根の向こうに見えるのが本丸になります。
こちらもほぼ当時のものは存在しておらず、天守があった場所に看板があるのみです。
ただ本丸には復元模型が設置されていて、やはり当時は大きなお城だったのがわかります。
また本丸からは、意外にも見晴らしは良好です。
そして、この本丸を支えている石垣こそが、丸石を使った石垣になります。
現地には、このような丸石の説明看板が設置されており、説明文によれば復元した石垣の丸石は大井川から採取したと書かれていますが、Wikipediaによれば、丸石は天竜川より運ばれたと書かれています。一体どっちが正しいのでしょうか?もしかしたら築城当時は天竜川の丸石を使い、石垣を復元する際は大井川の丸石を使ったということでよろしいのでしょうか⁇
真相はよく分かりませんが、かなり珍しい築城方法らしいので、実際に現地に足を運んでみてはいかがでしょうか?
ここ横須賀城は、お城自体が「横須賀城跡公園」となっているせいか、北の丸もまだ存在はしていますが、完全にパークゴルフ場となっているため史跡感はまるでない感じになっています。
また三日月池も現存していますが、民家のすぐ隣にあり、まるで覗きをしてるようになる為、間近で見るには気が引けてしまいます。
今回は横須賀城跡公園内に現存する史跡のみの紹介でしたが、他の場所に移築されたものや、二の丸跡のような杭に名称が書かれただけのものが多数ありますので、探してみるのも楽しいかもしれません。
でわ、おやすみなさい・・・