静岡県掛川市の「掛川花鳥園」に行ってきました。
掛川市は静岡県の西部にあり、街のシンボル的な存在の「掛川城」や、かつてフォークソングの聖地と言われた「つま恋リゾート」等もある知る人ぞ知る街です。
サッカー漫画で有名な「シュート」の舞台も掛川市だったりもします。
そんななか忘れてはいけないのが「掛川花鳥園」です。
何を隠そう私くるももは、猛禽類が大好きです。
なので「鳥だけの施設ってどうなんだろう?」と思いながらも、フクロウ見たさに行ってみました。
掛川ICからも近く、料金所を抜けて最初の交差点には大きな看板もあり、迷うことなくたどり着くことができます。また、掛川駅からも800m程なので、バスで10分、タクシーで3分という交通アクセスにも恵まれた距離にあります。
車で来園する際重要なポイントでもある駐車場は、400台も停められる大きめな無料駐車場を完備しています。
ただ、400台分も必要なのかと思いましたが、お昼頃にはほぼ満車という大人気施設だったりしますので、休日に来園するのであれば時間に余裕をもってお出かけしたいところです。
おそらく、浜松市と静岡市の間には動物を楽しめる施設が無いので、その中間ほどにある掛川市の動物施設なので人気があるんじゃないかと思われます。
建物外観は他の動物施設では見たこともないような古風な感じで、入園料を払って中へ入るとフクロウやらミミズクやらの猛禽類がお出迎えしてくれます。
猛禽類だけに、いきなりハートを鷲掴みにされます・・・。
このほかにも、見たこともないようなミミズクやフクロウなど、国内外の多数の種類の猛禽類が展示されています。
この「世界のフクロウ展示」コーナーを過ぎるといよいよ花鳥園らしさが目の前に広がります。
万が一にも鳥が逃げ出さないようにだと思うけれど、透明なビニールの仕切りがあり、そこを通り抜けてみると・・・
まさかまさかの他の動物園でもありがちな、ペンギンとオシドリたちのプールがあります。
これはこれでエサやりなんかで楽しめますが、なにか違うと思いつつさらに建物の奥へと進みます。
プールエリアを抜けさらに奥の建物へ進むと、綺麗な花が咲き誇ってるエントランスが広がっていますが、これで終わりなのかという絶望感でいっぱいになってしまいました。
期待感が急激にしぼんでいくのを感じながら順路をたどってみると・・・
なんてこったい!
さっきはガッカリしてごめんなさい!
一気にテンションMAX!
フクロウたちが目の前に並んでるじゃありませんか!
柵越しだけどこんなに近くで見たことはないので感動すら覚えてしまいます。
ここでも十数羽のフクロウたちが展示されてて、写真はもちろん撮り放題です♪
なかでも最も感動したのが、かつてTVで有名になったアフリカオオコノハズクの「ポポ」ちゃんがここにいたことです。
ひと通り写真を撮って次のエリアに向かってみると園内大広場になり、小鳥たちが自由に飛び回っています。
ゲージの中で展示されているのを想像していたので、こんなに放し飼い状態とは思いもよりませんでした。
ここで飛んでいる鳥たちは主にインコで、このエリアの真ん中には大きなプールがあり、スイレンやオオオニバスなどの水草、中には小魚や大型魚なんかも泳いでいます。
この解放感は、ぜひとも行って体感してほしい感じです。
次に「エボシドリとヘラサギの広場」エリアにいってみました。
ここの鳥たちは大広場よりもさらに近く感じることができます。
このエリアを抜けさらに奥へと進むと、動かない鳥として有名な「ハシビロコウ」がいるエリアになります。
ただ、ここにいるハシビロコウはまったく動かないというわけではなく、時々視線を変えるなど、わりと動くほうだと思います。それでもやはり動きは少ないので、いた!という感動はあるものの、見ていて楽しいというのは感じられないかもしれません。
次に向かうエリアは「オオハシとトキの水辺」になります。
その名のとおり「オオハシ」が推しになりますが、ほとんどの鳥は水鳥で、その中に「オオハシ」がいる感じになります。
当然ながらここでも鳥たちは自由に動き回り、エサもやり放題です。
ちなみに水鳥エリアなので床は若干滑りやすいので、足元には十分注意してください。
以上で屋内エリアの展示は終わりますが、この掛川花鳥園は屋内だけでなく屋外にも鳥たちがいたりします。
屋外にいる鳥たちは屋内では展示が困難な大型の鳥で、ペリカンや白鳥、エミュー等が展示というよりも生息しているという感じで存在しています。
また、ここには「屋外バードショー広場」もあり、暑い日や雨天など天候に問題があるとき以外は屋外でバードショーを開催しています。
ここで疑問だけど、逃げないの?と思いましたが・・・実はたまに逃げるそうです。けれども鳥たちの体にはGPSが入ってるとかで、のちほど職員さんたちが迎えに行って一緒に帰ってくるそうです。
また、屋外でのバードショー開催が困難な場合は屋内での開催になりますが、こちらも十分に楽しめる内容になっています。
次に紹介したいのが、掛川花鳥園では様々なイベントが用意されていて特に紹介したいのが有料イベントではあるものの、ペンギンやらフクロウと一緒に写真を撮れたりします。
その中でも、フクロウが自分の腕に飛んでくるイベントは、めったに経験できることではないのでお勧めです。
これらも、もちろん現地に行って鳥たちの迫力と賢さをぜひとも感じてほしいところです。実際に飛んでくるワシミミズクの羽を広げた大きさは、迫力満点でかっこいいです。
また、バードショー等が土日祝のみならず毎日開催されているのも、お勧めできるポイントです。
最後にもう一度言いますが、やっぱり猛禽類はかっこいいと再認識させられる施設なのは間違いないです。
でわ、おやすみなさい・・・