今回は、静岡県牧之原市にある石雲院に行ってきました。
所在地は、静岡県牧之原市坂口という所にあり、富士山静岡空港のすぐそばに建立しています。
そのため空港に隣接する展望デッキには、「石雲院展望デッキ」という名称が付けられています。
そんな石雲院を紹介します。
石雲院には県道73号線から行く方法がありますが、今回は富士山静岡空港から行ってきました。
富士山静岡空港から行く方法も二通りありますが、今回は空港から徒歩で行く方法を紹介します。
というのも、本来の目的は石雲院展望デッキを見にいくことで、実際に展望デッキを訪れてみたら石雲院を発見したので行ってみることにしたからです。
富士山静岡空港にはP1~P5まで駐車場があり、P2・P3駐車場は無料駐車場になっています。実際石雲院展望デッキに行くにはP2駐車場が近くて便利です。
P2駐車場のそばにはこのような看板がありますので、ここから歩いていくことになります。
ちなみに車で直接参拝したい場合は、P2とP3駐車場の間の道を行くと石雲院に行くことができます。
私が最初にここを訪れた時、変わった名前を展望台に付けるなと思いましたが、その理由がすぐに判明します。
展望デッキに行く前に、石雲院への矢印看板が出てきたからです。
展望デッキの名前も、石雲院が近くにあるからなのか、元はこの辺りが石雲院の境内(敷地)だったからなのかはわかりませんが、明らかに関係しているのは確かでしょう。
まずは「登龍の路」と書かれている坂道を下っていきます。これは、お寺からは登っているので登龍という名前が付けられているのでしょう。
坂道を下り程なくすると、子宝杉という二本がくっついている杉の木が現れます。
これを見ると、日本人は二本の木を見ると「夫婦」とか「子宝」とか名付けるのが好きな人種だといつも思ってしまいます。
空港側から来た場合最初に出てくるのは山門になりますが、ここはあえて通り過ぎ、表参道から来た場合最初に通る「総門」と呼ばれる門から紹介しましょう。
こちらが総門になりますが、三回焼失して1607年に建てられた四代目になるみたいです。白い塀に朱色がよく映えている造りになっています。
総門を抜けると、左右には仏さまが祀られていて段々と神聖さが増していきます。
そして、参道を登って行くと山門が現れます。
迫力のある山門になりますが、どうやら日光にある陽明門を参考に造られたみたいです。
門の前には小僧さんの像がお出迎えしてくれますが、そこには「ようこそ石雲院へ」ではなく、「ようこそお寺へ」と書かれていて、なんともお寺への親しみやすさが感じられます。
ちなみに山門のそばには、石雲院の案内図があります。
山門をくぐり抜けると本堂があり、他に参拝してる人が居なかったせいかもしれませんが、静かで落ち着いた雰囲気のお寺という印象を受けました。
また、本堂の前にも小僧さんの像や、道元禅師の像などがあったりします。
本堂には竜門の滝の彫刻があり、鯉が滝を登り龍に変化する様子が彫られているように見えます。(違っていたらごめんなさい!)
そしてさらに本堂の前には、西遊記で有名な玄奘三蔵法師の像もあります。(厳密にいえば三蔵法師は架空のキャラクターで、玄奘三蔵法師がモデルになっています)
日本の静岡県で西遊記の三蔵法師に会えるとは思ってもみなかったので、ちょっと感動しました。(再び書きますが、西遊記の三蔵法師ではなく中国の僧の玄奘三蔵法師です)
とここでまたもや像を見つけました。
今度は高尾観音様です。
記憶する限り、こんなに像が建っているお寺はあまりないかもしれません。
他にも見る場所はまだまだありますが、以上で石雲院の紹介を終了します。
残りの場所は、皆さんが実際訪れて何かを感じてみてはいかがでしょうか?
最後におまけです。
訪れた当時は、柴犬が奥の方にいたので撮ってみました。
でわ、おやすみなさい・・・