今回は、静岡県掛川市にある東経138度展望台に行ってきました。
この展望台は、その名の通り東経138度線上にあり、車ではたどり着けない山の中にある展望台になります。
そんな東経138度展望台を紹介します。
所在地は、静岡県掛川市下俣という所になります。
この展望台の近くには標高約264ⅿの小笠山があり、ハイキングコースとして案内看板が設置されています。
今回は小笠神社の駐車場から展望台を目指していきます。
まずは鳥居をくぐり小笠神社に行きます。
参道の途中には行者様の像が設置されていたりします。
行者様からさらに石段を登ると、小笠神社の本殿が現れます。
小笠神社を参拝した後は本殿の左脇を通り抜け、小笠山の頂上方面に向かいます。
本殿の横には休憩所と社務所があり、分かりづらいですが社務所の横には、小笠山山頂方面へと遊歩道が続いています。
遊歩道は整備されているため歩きやすく、程なくして小笠山砦跡が現れます。
ここは戦国時代に徳川家康が、掛川城や高天神城を攻めるために小笠山を砦化したものになります。
ただ、あくまでも城跡と違って砦跡になりますので、特に何があるというわけではありません。
砦跡の先には東屋があり、掛川市街地を展望することができます。
もしかしたら、徳川家康もここから掛川城を見ていたかもしれません。
東屋を過ぎ、次に現れるのは多聞天神社になります。
ここまで来ると、第一目標である小笠山山頂はもう少しです。
多聞天神社を過ぎると、駐車場方面の反対側から小笠神社を参拝するための鳥居が現れます。
この小さな鳥居をくぐり抜けると白い小さな看板がありますので、矢印方面に向かいます。
ただ、頂上の手前の道は細く崖の脇を通らなくてはならないので注意が必要です。
そして、こちらが小笠山の頂上になります。
木に囲まれ標高も264mとあまり高くない山なので、達成感はほぼありませんが登頂には間違いありません。
次に向かうのがいよいよ東経138度展望台になりますが、ここからが大変です。
小笠山頂上付近には頂上に登る道と、次に向かう展望台方面に行く道がありますので、白い小さな看板に従い展望台方面に向かいます。
ここで注意するのが「法多山」と書かれたさらにちいさな看板も気にとめておきましょう。
この辺りまではほとんど一本道なので迷うことはないでしょう。
問題はこの後の分かれ道になります。
ここの分かれ道に来て、展望台の文字が看板から消えてしまいました!
事前に撮っておいたハイキングコースの案内図を見ても、いったいここはどこの分かれ道なのかさっぱりわかりません。
途方に暮れかけてた時に発見しました!
法多山と書かれた本当に小さな看板に、手書きで書かれた展望台の文字です。
そうです。ここを訪れた誰かもきっと迷ったに違いありません。そしておそらく後に訪れる人が迷わないように書いてくれたんでしょう。
なので、その優しさに感謝しつつ遊歩道を進んで行きます。
すると、またもや分かれ道が現れます。
ただし、ここからはまた看板に展望台方面が書かれています。なので、また安心して先に進むことができます。
そして、ここから5分ほどでようやく東経138度展望台にたどり着くことができます。
展望台といっても建物があるわけでもなく、偶然開けていた場所を展望台としたのか、わざわざ見晴らしのよさそう所を整備したのかわかりませんが、ここから掛川市街地を一望できるのは間違いありません。
掛川市役所や掛川城、遠く富士山も望むことができる展望台です。
ここからの展望は、けっして絶景というわけではありませんが、苦労して歩いてきただけあって満足できる展望台といえるでしょう。
これで東経138度展望台の紹介を終了しますが、ここまできて忘れることができないものがあり、それはこの展望台より少し先に存在します。
それは、東経138度線を示す手作り看板です。
展望台に来たのなら、是非とも忘れずにこちらの看板も見ておきたいところです。というか、展望台のあたりにも案内看板を設置しておいてほしいものです。
実際私も展望台で満足して下山してしまい、この看板は別日にわざわざ撮りに行ったものです。
以上で、東経138度展望台の紹介を終了します。
今回は小笠神社から展望台を目指しましたが、ハイキングコースはこれだけではありませんので、別ルートから展望台を目指してみるのはいかがでしょうか?
でわ、おやすみなさい・・・