今回は、静岡県袋井市にある可睡斎に行ってきました。
可睡斎は曹洞宗のお寺で、徳川家康によって名付けられたようです。また、このお寺は普通の寺院と違い禅道場となっていて、修行僧の方々が日々座禅を組んでいます。
そんな可睡斎の見所を紹介します!
所在地は、静岡県袋井市久能という場所にあり、国道1号線から県道58号線を利用するのがわかりやすいです。
駐車場は2ヶ所ありますが、山門脇にある駐車場は祈禱者用なのでそのまま通り過ぎて、参拝者用の奥の駐車場に停める感じです。また、可睡ゆりの園やひな人形も有名で、シーズンになると多くの見学者が訪れるため、周辺には広い有料駐車場もあるのでそちらを利用するのもいいでしょう。
こちらが可睡斎の総門になり、有料駐車場を利用した場合はこちらの門から参拝することができます。
境内案内図を見るとわかりますが、総門から本堂に行くまでの参道付近にもお堂があります。地蔵堂は総門の外に建っているため見逃しがちです。
石灯篭の間を抜けると、いよいよ山門をくぐり抜け本堂へ向かうことになります。
山門の前には立派な石段があり、その脇にも白山堂というものが建っています。
そして階段を登ると、いよいよ山門が目の前に現れます。
重厚な山門には仁王像が中にいらっしゃいますが、網など遮るものがないので細部までよく観察することができます。
山門をくぐるといきなり目の前に現れるのが、おさすり大黒様です。
その名の通り、大黒様をさすって福を授かろうというものです。そのため、おなかのあたりはもう色が変わってしまっています。私も触ってみましたが、もうツルツルすべすべでした。
また、山門をくぐってもう一つ目を引くものが、活人剣のモニュメントになります。
他のお寺も参拝することも多いですが、このような仏教に直接関係がなさそうなものが境内の中に建てられているのを見たことがないので、ひと際目を引く感じです。
本堂はこのような感じで木々に囲まれ、神聖さが感じられます。
また本堂の隣には「秋葉総本殿三尺坊御真殿」があり、他にも周りには色々な見所があります。
この秋葉総本殿三尺坊御真殿には、カラス天狗?が履いていたのか履く予定なのかは不明ですが、大きな下駄も置いてあります。また御真殿へと続く石段の脇にはカラス天狗の銅像も建っていて、こちらもお寺の施設としては珍しく気なるところです。
境内案内図をよく見ると、本堂の裏手にも建造物があり、こちらも見逃さずに見ておきたいところです。
またもや活人剣のモニュメントがあったり、洞穴には像が安置されていたり、奥の院があったりします。
実は、無料駐車場付近にも見所があったりします。
大きな池の中に観音様がいたり、少し脇道に入ると鐘楼堂だったり護国塔なんかも建っています。ちなみに護国塔は、日露戦争の戦死者の霊を祀るために建立されたものだそうです。
他にも「可睡ゆりの園」や「牡丹苑」など見所がありますが、以上で可睡斎の境内紹介を終わりますが、見所は実は他にもあります。
この可睡斎は、トイレの神様を含め建物内にも見所がたくさんあります。
ということで、ここからは建物内の紹介をしていきます。
建物内を拝観するには、総受付がある萬松閣から入っていきます。
受付付近にはお寺の拝観順路図があり、迷うことはなさそうです。
ここからは特に気になった所を中心に紹介します。
まずはこの長い廊下からスタートです。
もちろん本堂等見るべきものがありますが、今回は先に進みます。
最初に紹介したい場所は、「僧堂」といわれる場所です。
この廊下は、本堂がある建物から僧堂へと行ける廊下で、地下通路になっています。地下通路というだけで何か秘密基地感があります。
地下通路を抜けると、一気に神聖感が増します。普段お経を読む本堂や、仏像などが安置されている場所は見ることはあっても、座禅を組んだりする修業の場というのは見ることはほとんどないので、心なしか気が引き締まる感じがします。
順路通りに進んでいくと、御真殿、開山堂、高祖廟と神聖な場所がありますが、次はいよいよトイレの神様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」がお守りする東司(とうす)に向かいましょう。
東司は大庭園を通り過ぎ、長い廊下の先にあります。
まさにトイレの神様らしく、堂々とした佇まいです。
ぜひとも境内の見学だけではなく建物の中にも入って、明王様も見学してほしいものです。
他にもまだまだ見所はあり、宝物館と呼ばれる特別な展示室もあります。
以上で可睡斎の紹介を終わりますが、建物の外も中も拝観した感想は、まるで博物館のような印象を受け、生きた修業の場というのが他のお寺では知ることができないため神聖さを感じます。
是非とも建物の中の拝観もして頂きたいところです。
でわ、おやすみなさい・・・